今夢の先の未来

すきなもの・こと・ひとについて独断と偏見で殴り書きます。

苫小牧凸ったらまたとんでもないものを見せられた〜国スポ2024in苫小牧〜

こんにちは、こんばんは、たまごボーロです。

 

2024年一発目のはてブでございます。

今年も限界狂人オタクとしてより一層精進していきたいと思います(血眼)

 

ということで、タイトルの通り国民スポーツ大会(通称:国スポ)というまぁローカルな試合を観戦しに、苫小牧まで行って参りました。

 

一応国スポとは何ぞやってところを説明しておきますと…

いわゆる「国体」というやつが今年から名称を変えて「国スポ」になり、フィギュアは成年男子、成年女子、少年(高校生以下)男子、少年女子の4カテゴリーで各都道府県の代表2名が出場する団体戦です。

 

基本的には全日本選手権に出場できるかできないかというラインの学生スケーターや、大学卒業後引退をした社会人がフラっと出戻って出場するようなアットホームな試合ですが、一部お祭り好きのトップスケーターが出場したりします。

 

今回は別の国際試合と日程が重なっているので例年よりは控えめでしたが、去年なんて世界選手権男女シングル代表6人中5人が出場してましたからね、やりすぎです。

 

ちなみに余談ですが、団体戦なので応援が熱いです。暑苦しいくらいです。

普段のフィギュアスケートのイメージからは想像できないような声掛けが実施されていて新鮮だと思うので、もしよかったら見てみてください。おもろいです。

 

補足がだいぶ長くなってしまいましたが…

なんか直前まで行くの迷ってるみたいな空気出してたけど全日本終わって友野くんが国スポ出るのがほぼ確定した時点でもう答えは決まっていました。

 

こいつ試合現地観戦する度にはてブ書いてんなって感じだと思うんですが、意外とその時感じたことを後から振り返るのが楽しかったりするので今回も備忘録です。そして長いです。

 

ということで!今回は成年女子ショートとフリー、成年男子フリーと結構がっつり観戦しましたが!珠玉のHalstonを中心に、ちょこちょこ「好きぃ…」となった演技の感想を置いておこうと思います。

 

まず前日のSPは職場のトイレに駆け込んで見たんですが、4回転2本にミスが出てまぁとんでもない点数を叩き出しておりまして…久々に見たな60点台。願わくば二度と会いたくなかったが?

ただジャンプ2つほぼ点数入らずで68はむしろ点数残った方ではという感じですし、いつも通り助走レスな3Aは綺麗だったしスピンステップレベル揃えてきたのは流石でした。リンクサイドで直角に頭を下げる友野くんを思いっきり抱きしめる今回のチームメイト織田くん…パパァ…優しい世界。

 

スタァや匠海くんや星南くんのショートが良かったので気づいたら6位でしたが、構成考えれば逆転優勝は全然あるな…4回転耐えて他まとめれば170点台でわんちゃん…など不毛なことを考え…

 

そもそも年明けインフルに罹って2週間体調が戻らず、練習をまともに再開できたのが1週間前だと言っていたので色々心配ではあったし、実際衣装姿になると全日本の時よりだいぶ身体がペラペラだったのでまぁ今回はしゃーないかな、怪我なく滑り切れればオールオッケー!という気持ちと、今季チャンピオンシップ出場を逃した中で2年後のオリンピックに向けて「自分を温める時間」と前向きすぎる彼が、新年1発目いい演技でいいスタートを切ってほしいなという気持ちがせめぎ合い…でも練習の調子は悪くないらしいし…でもフリーはより体力が心配だな…(以下略)

 

何と恐ろしいことにここまでが前置きになります。

フリーは朝の公式練習から見れたのですが、確かにジャンプの調子はまずまず。4Tが抜けまくってるところに若干全日本のデジャヴュ感はありましたが…本番は決まったので…直前の6分間練習のジャンプは全日本より格段に落ち着いてましたね。

あと直前のアップを普通に客席がある通路でやってたので、壁倒立しているところを側を通った小さい女の子がガン見しているのがツボでした。あの子びっくりしただろうな…(演技を見ずに推しのアップをガン見していたことがバレる発言)

 

で!肝心の演技なんですが(ようやく本題が登場)

コールされて、バナータオルをくるーっと見渡す余裕まであったので、「おっ今日はめちゃめちゃ落ち着いてるな。いいぞ。」と思ってた。が、初っ端4T3Tのコンボが(私の記憶の限りでは)去年の世界選手権ぶりに入ったところで涙腺がぶっ壊れた。しかもめちゃめちゃきれいに…綺麗すぎて「あれ?3回回りましたよね?」って思ったぐらい。

2本目の4Tも綺麗だったし、4Sこそ着氷が乱れたけどそれ以外は安定の出来。昨日の演技はなんだったのか???修正力の鬼だな???後半のステップとコレオこそ若干力技というか、ちょっとキツそうなところはあったけど、音に遅れることもなく、むしろジャンプが決まったからこそ少しの粗さに戦う闘志みたいなのを感じてこれはこれで非常に良かった。いや良すぎた。

観客が少ないので全日本の時のような拍手もなく、普段にぎやかな大阪応援団もシーンとしていて、終盤の「ミーシャと2人でプログラムの構想を練りながら歩いたカリフォルニアの海岸の波の音(好きすぎ)」まではっきりと聞こえてとてもよかった。

 

しっかり世界観を作り上げた後にまさかの力強いガッツポーズ!ガッツポーズが出てまた一段と盛り上がるオタクたち。その後も手をパンパン叩いたり、リンクサイド戻って壁をバチンと叩いたり、本人も納得の演技ができたようで本当に良かった。ここまでリンク内で感情を出すのも久しぶりでは?ガッツポーズから滝のような涙が止まらなくなったオタクなので涙でよく見えませんでしたけど…万全のコンディションではない中でも全日本に続いて184点を叩き出すとは…恐れ入りました…今季ラストチャレンジカップでノーミス190点いこうな…

 

てかこれTwitter(Twitter)でも言ったけど、私が現地で見た直近3試合のフリー全部180点越えなのでもう全試合行かせてくれ。そしたら全部良演技になるって。

 

個人&団体優勝おめでとう!

いい2024年のスタートが切れてよかったです。今年もこんな演技がたくさん見れますように…

 

あと女子の感想も少しだけ!

今回今季初めて女子のSPFSどちらも見れた上に、特に女子はトップスケーターが多かったのでとても楽しかったです。

以下俺の好きな女たちです。

☆坂本花織(兵庫)

俺たちの世界女王!今年も元気に国スポに降臨!一人だけ得点がバグってましたね。たおやかなSP生で見たかったのでやっと見れてよかった。ジャンプデカすぎ。フリーはやや暴れ気味でしたがこのまま調子を上げてって世界選手権3連覇待ってます!!

☆籠谷歩未(兵庫)

社会人とスケーターを両立するまじ強女。去年惜しくも全日本に届かずだったので、国スポで演技が見られて本当に嬉しかったです。

セカンドLoとか逆回転スピンとかいちいちオタクの心をくすぐる小技が本当に上手い。

是非現役続行して今年は全日本で見られたらいいな…

☆住吉りをん(東京)

どんな時でも4Tチャレンジウーマン!最高!手足が本当に長くて美しい…パンクもあったけど上手くまとめて東京優勝を手繰り寄せましたね!個人的に今季のショートかなり好きなので今後もちょっとクセ強めな曲是非お待ちしております!

樋口新葉(東京)

おかえりワカバ!フィニッシュ後の嬉しそうな顔が見れてよかった…1年休んでここまでしっかり戻してきたところがさすがとしか…スケーティングのパワフルさが相変わらずで、気持ちの良いスケーティングは健在でした。戻ってきてくれてありがとう。

☆青木祐奈(神奈川)

祐奈ちゃんの武器3Lz3Loもサード3Fも見れて本当に嬉しかったがそれ以外のジャンプががが…まだ現役続行か引退か決めかねている様ですが、今季後半国際派遣もあるし、まだまだ見たいスケーターの1人なので…続けてくれ…セルフコレオのショートも、フリーのSheも本当に素敵でした…

☆江川マリア(福岡)

福岡から上京してきてMFアカデミーに入り化けたスケーター。どんどん上手くなっている…Oは無条件で名プロですので…まだ20歳、今後国際試合にバンバン派遣されてほしいスケーターの1人ですが、枠が足りねぇのよ。

☆三宅咲綺(岡山)

会心の演技では?????ついにここまできたか???顔がいいな????美女過ぎるな????(おちつけ)

マリアちゃんといい咲綺ちゃんといいこんなに上手いスケーターが世界にお披露目できないのもったいなさすぎる…

滑走屋楽しみにしてます!至近距離でそのご尊顔拝見したら死んでしまうかもしれないが!

☆松生理乃(愛知)

もう本当に理乃ちゃんが笑顔で滑っているだけで涙出てくる…全日本はまさかの結果だったけど、国スポでしっかり戻してきたしSPFS共にいい点出ましたね…でもまだまだ松生理乃はこんなもんじゃないので…フリー150叩き出せる女なので…来季はプログラム変えると思うのでまた理乃ちゃんのエアリースケーティングを堪能したいと思います。

☆河辺愛菜(愛知)

んんんかわいい!全部かわいい!ジャッジ側の席で見ていたので、表情1つ1つが好きすぎて愛でした。振付の細かい仕草がいちいちツボです。やはり踊れるスケーターしか勝たん。フリーはジャンプもまとめて(回転は知りません)とても良いボレロでしたが、まだまだ良くなるプログラムだと思うので、継続どうですか??ボレロの完成形が見たいです。

 

以上!国スポは初めて現地観戦でしたが本当に楽しかったです。平日開催なのが助かりますね。また来年もいけたらいいな。

長野に行って歴史の目撃者になってきた話〜全日本フィギュア2023観戦記〜

こんにちは、こんばんは。たまごボーロです。

 

恐らく2023年最後のお気持ちポエム更新です。とりあえず書き始めましたが、2023年内に書き終わることを祈ってます。

 

というわけで!(どういうわけ?)全日本フィギュアスケート選手権2023の男子ショートとフリーを観戦して参りました!!

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こういう写真あると観戦記っぽいなと思った。看板見切れとるがな。

 

ショートの感想も書きたいっちゃぁ書きたいんですが、今回フリーがマジもんの神大会だったのでフリーの感想を書き殴りたいと思います。

 

今回いつも以上にただ書き殴るだけの文章になりそうなので長くて読みにくいもはや人に見せるもんじゃないものが出来上がりそうです。まぁそれはいつもですが。

 

それでは!歴史に残る名演技揃いだった男子最終グループと、それに先立っていくつか記憶に残った演技の感想です。

 

 

森口澄士/長岡柚奈(木下アカデミー)

1組だけのペア、1組の6分間練習、丁寧にペア要素を確認した後はそれぞれジャンプの練習へ。柚奈ちゃんは何度もLz確認してた。がんばれ。

いざ始まってみればツイストも、デススパイラルもリフトもスローもSBSもどんどん決まる!3Lzも3連もバッチリ!スローも3回転2本!ペア転向半年でスロートリプルって降りられるんですね。柚奈ちゃん天才では???

ノーミス!!スタオベ!!!本人たちもちょっとびっくりしてた!あまりにも凄すぎ。

NHK杯では90点だったフリーで117点!合計も173.64で38点も上げてきてる。たった1ヶ月でですよ?しかもこのスコアりくりゅうの1年目の全日本より高いらしい。なんなんだこのペア。とんでもない逸材じゃないか。日本の宝です。

早く高橋成美のブチ上げ解説聞きたいんですけどどうしてカップル競技もライブ地上波放送してくれないんですか???

 

本田ルーカス剛史(木下アカデミー)

あのほんとにまずはこの人を語らせてください。

たしか今シーズンでシングルラスト(※来シーズンよりペアに専念 さえルカもよろしくな!)だったよな…と軽い気持ちで見始めたのが最後でした。4Tナイストライ!回転足りてはなかったけど降りた!それ以外はノーミス!丁寧に気持ちのこもったエクソジェネシスで泣かないわけないだろ。場内スタオベ、本人も濱田コーチも佐藤コーチも涙してる姿に涙腺ぶち壊されました。木下アカデミー発足当初からの子だもんね…キスクラで点数出るとまたくしゃくしゃに泣いていて愛。製氷前第2グループラストの演技としてはあまりにもよすぎる。そのまま休憩に入るので上から見てた先ほど神演技を披露した澄士くんがルーカスくんに声かけてておばちゃんはまた泣いてしまったよ。君たちが日本のペア界の未来を切り開くんだよ…
シングルスケーターのルーカスくんお疲れ様でしたありがとう!ペアスケーターとしてさらに輝きを増すことでしょう!

 

ルーカスくんの神演技の興奮冷めやらぬ中、第3Gは若干荒れ気味だったが、最終グループを前にブチかましてきてくれたのがこの2人です!!

 

吉岡希(法政大学)
4T2本来た!コンボも入った!
さすがSPで鍵山宇野直後の最終滑走をノーミスで滑りきった男としか言いようのない演技。
プログラム自体は継続だが、去年から格段にスケーティングがレベルアップしていて全く別物に見える。ジャンプの質と改良されたスケーティングの良さ、これは絶対に化ける男の演技です...将来が楽しみすぎるので健やかに成長してください。
ジャンプのシャープさとこの冷静さ、あまり感情が顔に出るタイプではないので、キスクラで笑顔見れるとおばちゃん嬉しくて泣いちゃう。

 

壷井達也(シスメックス)
神戸の秘蔵っ子の登場です。冒頭の、4Sちょっと乱れたけど降りた!中野コーチの「ハイっ!」に合わせてジャンプがバンバン決まります。この若いのたちはプレッシャーとかないん????ジュニアワールド銅メダル以降、会心の演技がなかなかなかったのでここで160越えのスコア出してきたのアツすぎる。たっちゃんの良い演技、やっと見れた...

 

2人とも250点前後の得点で「これ去年の大荒れ全日本だと表彰台争いスコアなんよな…」とビビっていた、俺が。

 

友野一希(上野芝スケートクラブ)

初手からフィナーレ来んの無理なんだが。6分間練習ずっと追ってたけど「いやこれアカン時のジャンプ…」とフラグが立ちまくりだった。4Tが!決まりません!全部抜けます!!結構周りバンバンジャンプ決まってたのでやばい雰囲気あったのか中盤あたりから観客の「友野くんがんばれー!」の声めっちゃ増えた気がする。最後の方に何とか単発は降りたけど結局コンボは1本も決まらず…でもショートも4Tの調子良くない中でコンビネーションにしたしいけるいける…といい感じに洗脳したところで6分が終わりもう始まんの??1番滑走心の準備するの無理すぎでは???まぁ何番でも無理っすけど。
静寂の中から始まるHalston。バナータオルちぎれるぐらい握りしめてた。1本目4T2Tになったけどコンビネーションにした!2本目前傾になって手ついたけど降りた!私の席と反対側のところで跳ぶジャンプなのでちゃんと見えなくて「回転どない!?!?!?」と思ったけどとりあえず良し!(結果回転は足りてた)さぁこの後ショートでハマらなかった4Sですが…バッチリです!さすがズっ友サルコウ!(当日の公式練習の曲かけも普段はジャンプスルーが多いのに4回転4Sだけ跳んでたもんね…心配だったんだろうな…)今日の友野くんは違うな、やるぞこれとここで思った。4回転さえ降りてしまえばあとはカチコチなので極上のプログラムを楽しめます。このプログラムのステップ、細かい音を1つ1つ拾って丁寧に表現していくのがまーじで好き。初めて見た時脳汁出るかと思った。本当にスケーティングがどんどん上手くなる…日々成長し続ける25歳…いつでも今がピークを更新し続けるベテラン…
ステップだけでなく1つ1つの所作が本当に美しい、曲の盛り上がりがない分その美しさが際立つ。もしかしてこれ、難プロと見せかけたハマりプロでは?????

コレオは相変わらず爆速で、静寂の中で僅かな音の盛り上がりを掴んで加速していくコレオ…めっちゃ好き…いっぱいしゅき…ピポットからのターン1000回は見た、美しすぎる。シーズン途中から入った、ミーシャと2人でプログラムの構想を練りながら歩いたカリフォルニアの海岸の波の音(ここまで一息)は会場で聞いてナンボですわ…最後のコレオが終わってから拍手が鳴り止まず、スピン→フィニッシュまでぶわーーーーーっと拍手が盛り上がり続けてラストポーズとともに歓声が爆発する圧巻の景色でした。友野一希の神演技は会場の空気感込みで込みで楽しめます。

本人もインタビューでここの拍手に触れていて、

終わった時、最後のスピンだったり、自分が受けたことのないような初めての種類の歓声と拍手を受けた。自分が目指していたタイプの、なんて言うんでしょうね。静けさの中からわき起こるような、そんなプログラムができたので、とても幸せでした。(原文まま)

さすがあの高橋大輔が認めた「観客を置いてけぼりにしないスケート」ですね…また私は彼のとんでもない演技を目撃してしまった。
エンターテイナーからアーティストへ!この難しすぎるプログラムをここまで繊細にまとめ上げた姿に脱帽です…最後終わってからも表情が変わらず、小さくコーチ陣に向けてガッツポーズするだけの姿を見て「あぁ完全にゾーンに入ってるな」と思った。直前の調子の悪さからここまでまとめ切った精神の強さと覚悟を見たし、戻ってきてエッジカバーつけるのにもフラフラな姿を見て出し切れたんだなと嬉しかった。いつもミーシャがいる時はミーシャに肩を借りてエッジカバーつけるけど、今日はそれだけじゃ足りず隣から大地先生も手助けしてたし、その姿見てケタケタ笑う平池先生はいつも通りでチーム友野まるっと愛おしかった。(後で放送見返したら戻ってくるなり「何したか覚えてない…」と呟いてたのでマジでゾーン入ってたやろこれ。)
キスクラで平池先生とミーシャとお喋りし始めてようやくいつもの友野くんに戻ってきて心底安心した。どんな演技でもミーシャはキスクラでいつも慈悲の微笑みをしているが、今日のこの演技はミーシャも嬉しかっただろう…早くミーシャの試合後恒例友野くんすきすきポエム(言い方)(お前も大概だぞ)が見たい…私のポエムブログとどっちが早いか勝負ですね。
一生忘れない、最高の演技を本当にありがとう。国内参考とはいえ自己ベスト更新おめでとう。(国際試合ならPCSもっと出そうですけどね!!!)でも強欲なオタクなので次は4-3込みノーミス待ってるね!!!「また会場を温めてしまった」と言ってましたが、(友野くんがいい演技すると後続も良い演技しがち)温めたんじゃなくて火をつけたんだからな!!!これからも死ぬほど期待させてくれ!!!

速報!男子総合6位 友野一希選手 男子FS【全日本フィギュア2023】<ノーカット> - YouTube

 

佐藤駿(エームサービス)

4Lz上手すぎィィィ!!目の前でバチくそ綺麗に決めるから変な声出そうになった。嘘ちょっと出た。

唯一危なかったのがサードとはいえ3Sなのなに?3Lzより 4Lzの方が安定感あるの何?

フィニッシュ後ジャッジに🫵👊してて笑った。もっとやれ。点出せやって顔しとけ。

PCSで友野くん逃げ切れるか....と思ったけどあまり差が出ず。駿くんがトップに立ちます。(この数点の差が派達の明脂を分けるとこの時の私はまだ知らない)ショートでは会場がどよめくぐらいスコアが伸びなくて葬式キスクラだったので笑顔が見れてよかった…相変わらず得点出た後爆速で席立とうとするの草。そろそろ中継に慣れて、かわいいね。

佐藤駿の時代、coming soonです。

 

速報!男子総合5位 佐藤駿選手 男子FS【全日本フィギュア2023】<ノーカット> - YouTube

 

三浦佳生(オリエンタルバイオ)

今日も爆速スケーティングです。この人本当にショート当日の公式練習を体調不良でパスした人であってますか???高校生だから問答無用で小児科連れてかれた人ですよね???
前半4T堪えたので、後半絶対コンビネーションだとは思ったけどあのクオリティで4T3T跳ぶとは流石です。
ゴールデンタイムのライブ放送がある試合で茶の間受けする進撃の巨人を滑ることの意味よ。去年のフリーは美女と野獣だったし、意外とフィギュアっぽくないメジャー曲使いがち。お茶の間のみなさーーん!フィギュアスケート面白くないですか???
去年ショート大暴走してフリー追い上げたけど、今年はショートもフリーも頑張った!ショートノーカンのスピンもレベル揃えてきた!えらい!ショートのスピンも頑張ろうな!
ジャッジ威嚇からのペコリ。からのガッツポーズ!
合計点280超えて安堵の涙。さすがに表彰台だと思ったよね。私も思った。

 

速報!男子総合4位 三浦佳生選手 男子FS【全日本フィギュア2023】<ノーカット> - YouTube

 

鍵山優真(オリエンタルバイオ)

世界一4Sが上手い男!!ショートでは転倒があったがフリーは加点もぎ取った!サルコウに4.3も加点ってつくんですね(笑うしかない)
4回転には絶大な信頼があるが3Aが信頼できない人その①なので、2本とも降りてホッとした…
3-3のコンボも、ファースト詰まった時点でいつもならセカンド2回転にしそうだけど、しっかり3回転締めてきたあたりこの大会のレベルの高さを感じました…
ステップ躓いて「あ゛あ゛あ゛!!」ってなりかけたけどセーフ! !というか全然問題なし! このステップに手拍子するやつ全員滅びろと思ってるけどちらほらいた。滅びろ(2回目)
ノーミス!ガッツポーズ!昨シーズンから継続のこの曲で、昨シーズン唯一の試合になった全日本ではフィニッシュ後悔しそうに顔を覆った姿を鮮明に覚えているので、その姿が最高の形で塗り替えられて本当に良かったです…
リンクサイドに戻るなりカロ様となんかかわいいポーズしてて禿げた。俺たちのかわゆまちさん…
4回転2本で????198???終わってみればフリー1位???さすがにもうちょい喜べ???
まだまだこんなもんじゃないのは知っているけどこの構成でこの点出されると近い将来手を付けられなくなるのが目に見えてる。新時代の王はお前だ。

 

速報!男子総合2位 鍵山優真選手 男子FS【全日本フィギュア2023】<ノーカット> - YouTube


ついでにガッツポーズの瞬間がスローで流れて恥ずかしそうにしてるベリーキュートな瞬間も見て。

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本草太(中京大学)
正直に言います!フリーの草太くんは全然信用してませんでした!!!!本気で謝ります!!!すみませんでした!!!!!!
ただ6分間練習ちょっとしか見れてないけどジャンプの調子は良さげだったので後はまぁ気持ちやろうなぁ、この流れがどう作用するか…とは思ってた。ダメな時は冒頭の4回転からとことんダメなので、冒頭3本綺麗に入った時点で「あぁいつも通りだな」と思った。が!全日本3Aが信用できない選手権ぶっぎりの1位なので全く安心できない。むしろここからが本番。3Aコンボオッケー!ガッツポーズ!2本目単発も入った!!!ガッツポーズ!!!今日は演技中のガッツポーズOKです!!!!!!3A決めきって即あの雄大なコレオに入るの泣くに決まってるでしょ…ジャンプ全部降りてまたガッツポーズしてたけどもはや涙でよく見えねぇ。まさか1日2回もエクソジェネシスで号泣することになるとは思ってなかった。演技後にも何度も何度も噛み締めるようなガッツポーズ。そして歓喜の涙に変わります。リンクサイドで拍手してる昌磨に向ってガッツポーズしてる姿に咽び泣いた。昌磨も昌磨でリンクインの時に視線送ったのでは飽き足らず顔を覆って泣きながら捌けていく草太くんを追って声掛けに言ってた。草太くん好きすぎかて。よかったなぁ元祖相棒がまた1つ報われて。草太くんの大きな大会での表彰台はいつも隣に昌磨がいるんすよ。
そしてこのハイレベルな戦いの中でもショートフリーともに1つのマイナスもなくやり切ったのは草太くんのみ。良かったシーズンの次が大事だと言っていましたが、ショートで見せたNEW草太もフリーで見せたTHE草太も最高でした!10回目の全日本、初表彰台おめでとう!10回目で初台乗りは去年の友野くんと一緒ですね!!!表彰台確定した瞬間泣き崩れる草太ファンの姿が目に入ってきて俺も泣いた。ずっと泣いてるけど。

 

初の表彰台!万感のガッツポーズ 山本草太選手【全日本フィギュア2023】 - YouTube

 

宇野昌磨(トヨタ自動車)

あまりにも神演技続きでもはやお前が一番不安や、という気持ちになってきてすごく冷静に見れた。
と思ってたらいきなり4Loステップアウトだしコンボ家出したし、いやコンボ跳ばない宇野昌磨は“ガチ”で勝ちに来てるときだからな(?)
(コンボ無理くりつけて転倒のリスクを回避してギリギリ勝てる構成に持ってくる宇野昌磨はマジで優勝しに来た時にしか見れません)
ジャンプ暴れてた割には他がおざなりになってなかったというか、今シーズンこだわり続けてきた表現がちゃんと生きてた。
圧巻としか言いようがないです…結局強すぎる。連覇&6度目の優勝おめでとう。10年連続表彰台かつ1or2位しか取ってないの化け物すぎるんよ。あまりにも普通に勝つので逆に書くこと全然ないんだけど!!!あとそろそろノーミスしない?(定期)

 

速報!男子シングル優勝 宇野昌磨選手 男子FS【全日本フィギュア2023】<ノーカット> - YouTube

 

最終グループ全員が転倒抜けなし、ステップアウトが大きなミスに見えるほどハイレベルな戦い。1人滑り終えるたびに「これはキタやろ」って6回思った。こんな試合タダで見ていいんですか????(チケ代11000円をタダだと勘違いしているらしい)
まじで全員にメダルをあげたいが、表彰台全員中京大学(なお中退)(なお4年次6年)なので愛知方面がさぞ浮足立ってることでしょう。おめでとうございます。
代表選考に関しては一旦見なかったことにします!友野くんはここからなので!!!枠が増えろよな!!!!!総合270出して四大陸すら選ばれないこの国何????怖い。

とにかくすげーもん見た。この時代に生まれてよかったと思いました。世界フィギュア2023を生で見た時に、「これを超える試合なんてしばらくないんじゃないか」と思ったけどこんなにも早く、しかも国内試合で見れるとは。これからも楽しみですね!!!!フィギュアスケート最高です!!!!!

長野→仕事→長野→朝イチ新幹線で仕事の怒涛のスケジュールこなしてよかった思います。

最後になりますが、2023年もオタクのクソ重お気持ち表明ブログにお付き合いいただきありがとうございました。

来年は2月、「滑走屋」からスタートする予定です。こちらもよろしくお願いします。

 

 

 

世界のエンターテイナー・友野一希という男

ジャニーズではメンカラ赤が好きだし、ディズニーはミニー・マウスだし、フィギュアでは浅田真央ちゃん、宇野昌磨くんといわゆる「そのコンテンツの中心になる人物」が推しになりがちだった。

 

そんな私の趣味嗜好を全部取っ払ってストライクゾーンにズカズカと入り込んできたのがこの友野一希という男です。

 

スケオタなら誰でも知ってる、しかしそうでなければまだまだ知名度が高いとは言えない私の推し、フィギュアスケーター友野一希について今日は顔と名前と実績とスケーティングだけでも覚えて帰ってください!(Cf.髙橋海人inドリフェス)

 

プロフィール

名前:友野 一希(ともの かずき)

生年月日:1998/5/15

所属:上野芝スケートクラブ

出身地:大阪府堺市

コーチ:平池大人、杉田由香子、ミーシャ・ジー

スケートを始めた年齢:4歳

好きなもの:サウナ、ファッション、ラーメン、そばうどん

似ている動物:カワウソ

世界ランキング:5位(2023/11/8現在)

主な戦績:2016年全日本Jr.選手権優勝、2018年世界選手権5位、2022年四大陸選手権2位、2022年全日本選手権3位、2022年・2023年世界選手権6位

 

選手としての特徴

4回転はトウループサルコウの2種類。練習ではループにも成功している。トリプルアクセルが得意な選手。

スピンでのレベルの取りこぼしが比較的少なく、ステップ、特にコレオシークエンスの評価は高く、2022年の世界選手権では全体トップの得点を叩き出している。演技の最終盤に組み込まれることが多く、爆走で会場のボルテージをブチ上げしてくれる。ちなみに2023年の世界選手権ショートではステップの点数が全体トップで、フジテレビが「世界一のステップ」という称号をかなり気に入っている模様。

 

上記のように、表現面での評価が高く、「エキシビ番長」として、エキシビションアイスショーを盛り上げています。そのパフォーマンス力の高さからアイスショーの口上等で「浪速のエンターテイナー」と称されていましたが、今や世界的な活躍をされているのでもう「世界のエンターテイナーやろ」というのが近年の風潮であり、このタイトルの由来でもあります。

 

その表現力について、憧れのスケーターでもある高橋大輔さんからは「人(観客)を置いてけぼりにしない演技」と評されており、本人もとても喜んでおりました。

なおこの「観客を楽しませるスケート」は幼少期から現在にわたって指導を受けている平池大人コーチの教えでもある。ノービスのことは得点フル無視でレベル1のステップを爆速で滑っており、その激しさから「ステップ王子」の愛称がついたことも。

 

その教えが今の友野くんのエンターテイメント力に生きているな―と常々思います。平池先生、友野くんを健やかに育ててくれてありがとうございます🙏(誰)

せっかくなので挨拶代わりの代表的なプログラムで、自身初のセルフコレオ(自分で振付をした)「Bills」を。

 

https://youtu.be/iZaaIgEPGUo?si=SxiFIAB4uovratqy

 

代打の神様

フィギュアで代打??という感じですよね?補欠からの繰り上げ出場が異常に多い友野くん。しかもその全てで自己ベストを更新して時には日本の代表枠確保*1に大貢献して来たので、いつしかSNSを中心に「代打の神様」と呼ばれるようになりました。

そんな彼の華麗なる代打出場経歴がこちら!

 

・2016年世界ジュニア選手権inハンガリー/デブレツェン

本草太が怪我のため出場を辞退

SP、FS、総合得点にて自己ベスト更新

大親友でもある草太くんが日本出発当日の練習で右足首を骨折するという大変ショッキングなニュースと共に急遽舞い込んできた大舞台。ほとんど大きな国際大会の出場経験がなかったものの、自己ベスト更新の大健闘。本人もこの試合が「世界を意識するようになったきっかけの大会」と振り返っています。


・2017年NHK杯in日本/大阪

村上大介が体調不良のため出場を辞退

SP、総合得点にて自己ベスト更新

シニアデビューシーズン。元々グランプリシリーズのアサインはなかった中、地元大阪開催の大会で堂々の演技を披露しました。


・2018年世界選手権inイタリア/ミラノ

羽生結弦が怪我のため出場を辞退

また第二補欠の無良崇人が現役引退を表明したため出場を辞退

SP、FS、総合得点にて自己ベスト更新

シニア1年目ラストにまさかの大舞台。共に出場した宇野昌磨(大会前に替えたスケート靴が合わず、右足甲を痛める)、田中刑事(大会中に靴がぶっ壊れる)のコンディションが振るわず、翌年自国開催の世界選手権の出場枠が危ぶまれる中、SPFSほぼノーミスで揃え、総合5位、FSだけなら3位大大大健闘。日本男子の危機を颯爽と救ったメシアです。世界に日本のカズキトモノが見つかった瞬間でした。

本人が常々ターニングポイントだったと語るこの大会。これについては後ほどベストプログラム紹介でも出てくるのでここでは割愛しますが、実力以上が出た試合だったと言ってますけど実力です!私のお墨付きです!(いらん)


・2020年四大陸選手権in韓国/ソウル

宇野昌磨が拠点変更に伴う調整のため出場を辞退

SP、FS、総合得点にて自己ベスト更新

代打も4回目となると「補欠の一番手に選ばれた時点で、出場するつもりでいた。」と風格のあるコメントを残すなど。(アクシデントによる繰り上げ出場ではなく、正式決定の前に昌磨から「もしかしたらそういうことになるかも」と聞かされてたというのもあるが)

前年12月の全日本から少しずつ調子が上向きになり始めた中で自己ベスト更新の演技だったので、「これは北京五輪に向けて大化けの可能性あるぞ??」と楽しみになる試合だった、私が。


・2022年世界選手権inフランス/モンペリエ

羽生結弦が怪我のため出場を辞退

また第二補欠の三浦佳生も怪我のため出場を辞退

SP、総合得点にて自己ベスト更新

五輪シーズン、補欠2番手からの繰り上げ出場。完全に4年前のデジャブです。

しかも繰り上げ出場を聞かされたのがシーズン最終戦ルクセンブルクの大会に移動中、経由したドイツの空港でのこと。歴代の代打出場の中でもトップクラスの強行スケジュールでしたが、しっかりピークを持ってきてSPではついに100点越えの101.12(当時世界歴代6位の記録)をマーク。フリーは流石に調整の難しさが見え、ノーミスの演技とはいかなかったが、それでも総合6位。世界選手権の直前に出場した試合はエキシビジョンがなく、エキシビジョン用の衣装を急遽フランスのユニクロで調達するなど最後までドタバタ劇でしたが、小道具として私物のサムソナイトのスーツケースを振り回していたらその姿がサムソナイトさんんの目に留まり、この年からスーツケースとバッグの提供を受けるなど素敵なご縁も。

 

・個人的ベストプログラム

ここまで言われるとどんなスケートするのか気になりません??

これに関しては、ご本人がインタビュー挙げてるものとかなり近いのでわざわざ私が語るまでもないですが…オタク特有のクソデカ感情も併せてご覧ください。

※本人インタビューはこちら

友野一希選手 華麗なるスタースケーターの肖像

 

・2018年 世界選手権SP「ツィゴイネルワイゼン」 振付:佐藤操 

前述した2018年世界選手権の演技。「失うものは何もない」と挑んだFSの「ウエスト・サイド・ストーリー」の方がクローズアップされがちなのでここではあえてSPを選ばせてください。

この大会、並々ならぬ覚悟で挑んだとのちに明かしてくれた友野くん。世界選手権はSPで足切りがあり、上位24位以内に入らないとFSには進めないのですが、逆にFS進出すると翌シーズンのグランプリシリーズの出場枠を自力で1枠確保できます。シニアの国際試合経験がほぼなかった友野くんは自分がFS進出ギリギリなラインだと思い、ここでやれるかやらないかで一塊の学生スケーターとしてスケート人生を終えるのか、その先が開けるのか、スケート人生を懸けたSPだったとのちに語っています。

結果は見事にノーミスの演技!直前の6分間練習で6回跳んで一度も決まらなかった4回転サルコウを本番ではバチっと決めてきたのが痺れました。

目標の24位以内を大幅に上回る11位でフリーへ。演技後に「怖かった…」と呟きながらボロボロ泣く友野くんに誰もが「枠取りのプレッシャーもあったもんな😭えらい😭えらすぎる😭がんばった😭」と思っていましたがまさかこんな覚悟が隠されていたとは、だいぶ後になってから知ることになります。

Men Short Program | 2018 ISU World Figure Skating Championships Milan ITA | #WorldFigure - YouTube

ついでにフリーも見て。ちなみにこのフリーでは現在の振付師兼コーチ兼お友達のミーシャ・ジーが同じグループで滑ってるのもエモい。このシーズンをもってミーシャは現役を引退したため、そのスケートに身惚れた友野くんが連盟を通してミーシャに振付を依頼し、18-19シーズンから最強タッグが始まります。

Men Free Skating | 2018 ISU World Figure Skating Championships Milan ITA | #WorldFigure - YouTube

 

・2019年 全日本選手権FS「ムーラン・ルージュ」 振付:ミーシャ・ジー

華々しいシニアデビューイヤーを飾った一方で、いきなり得た「世界5位」という肩書きに苦しんだシーズンが続いた中での全日本。SPでは4回転2本にミスが出て11位と大きく出遅れる。

そんな中で迎えたFSではこのシーズンから2種類に増やした4回転を綺麗に決め、ジャンプの抜けは僅かにあったものの会心の演技。演技後感極まる姿がリプレイで会場に流れると「恥ずかしい…」と照れるところまで天才的に愛おしい。隣でずっと平池先生がケタケタ笑ってるのもまるっと愛おしい。このキスクラでのコーチとのやりとりとか、ここに辿り着くまでのロシアでの昌磨くんとのやり取りとか、色々想いが詰まったプログラムではあるんですけど、とてつもなく長くなりそうなので割愛します。

てかシンプルにロクサーヌが好きすぎるので名プロです。引退後でもいいので再演してくれ…いややっぱ引退とかしないで無理…(情緒)

全日本の演技が全然YouTubeにないので友野くん好き好き委員会のミーシャ―・ジーさん(おこられろ)のインスタに載ってる動画を見てください、ちょっと音ズレとかあるけど。

www.instagram.com

 

・2021年 全日本選手権FS「ラ・ラ・ランド」 振付:ミーシャ・ジー

SP7位からの逆転表彰台で北京五輪を狙うFS。冒頭3本の4回転を含めた会心の演技。僅かなジャンプの乱れはあったもののそれを忘れるような友野くんらしい演技。特に最後のコレオは多幸感がカンストしていて、定期的に見て定期的に泣いている。フィニッシュ後、今まで見たことないような力強いガッツポーズをしていて、スケートにかける覚悟を見ました。この全日本自体決して万全のコンディションで挑めた試合ではなかったことをだいぶ後になってから明かしてくれましたが、「自分史上最高」を目指したシーズンの、間違いなく最高の瞬間の1つでした。

でもやっぱりYouTubeに動画がないので好き好き委員会に頼りましょう。これに関してはフル動画がない上に画質も音ズレもインスタクオリティですがキスクラの「ミーシャ~~がんばったよ~~」が可愛すぎて8億点加点したくなるのでもうすべてを許してしまう。

https://www.instagram.com/p/CYBGbEIrAlF/?igshid=YjVjNjZkNmFjNg==

 

・2022年 世界選手権SP「ニュー・シネマ・パラダイス」 振付:ミーシャ・ジー

3シーズン前のプログラムをブラッシュアップして五輪シーズンに持ってきたこの曲。なんといってもついに100点を超えた渾身のSP。ジャンプ、スピン、ステップ、文句なしの出来栄え。キスクラでの「幸せやった~」が全てを物語っています。とにかくこれは見てくれそれに尽きる。

友野一希 SP 【世界フィギュアスケート選手権2022】 <ノーカット> - YouTube

友野KCV男子SP3位 友野一希 『キス&クライの真実…』【世界フィギュア2022】 - YouTube

 

・2023年 世界選手権FS「こうもり 序曲」 振付:ミーシャ・ジー

「脱・代打」を掲げ、ついに代打ではなく自力で掴んだ世界選手権の切符。しかも自国開催。2本目の4回転が転倒となり、パーフェクトとはならなかったが180点越えのハイスコアを叩き出す。キスクラ見ればわかるように、ありえない程緊張したらしいが、現地で見ていた身としては、最後のコレオの手拍子がデカすぎて音割れというか地響きというか、とにかくすごかった。大歓声の中はためく赤い友野バナー、そんな景色をゆっくり目に焼き付ける友野くんの表情。こういう経験が人をオタクにするんだなと思った。昌磨の2連覇を見届けに行った世界選手権で、結果的に友野一希に完堕ちするんだから人生ってわからないものですね。

友野一希 SP 【世界フィギュアスケート選手権2022】 <ノーカット> - YouTube

男子6位 友野一希「キス&クライの真実…」【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

 

以上!なんだかプログラムを語ると言うよりはその時の思い出とか感情を語っただけになってしまいましたが、これが友野一希です!

今季どんなプログラム滑るか気になりますよね???

SPは「Underground」振付:ジェフリー・バトル

FSは「Halston」振付:ミーシャ・ジー

ここ最近競技プロはミーシャ振付でしたが、今季は元世界王者のジェフに依頼!羽生結弦の振付師としても有名な人物です。元カナダ出身の振付師らしい、北米感漂う爽やかなプログラムで、「意外とこういうテイストのプログラムやってなかったな?」というプログラム。キーガン・メッシングが滑ってそう。

あと衣装が結構好き。

一方FSはミーシャ継続ですが、これもまた挑戦的な楽曲。ほぼピアノの単音が続き、曲が大きく盛り上がることなくフィニッシュする激難プロ。曲が一切助けてくれない、完全実力勝負の挑戦的なプログラムをぶち込んできやがった。興奮する。

友野くんが「ミーシャの本気が見たいな~」とお願いするもんだからとんでもないものができてしまったじゃないか。ステップの音の取り方が本当に天才です。

 

そんな友野くんの次戦は今週末のグランプリシリーズ中国杯

初戦のカナダ大会は4位と、ファイナル進出には宇野昌磨(世界王者)、アダム・シャオ・イム・ファ(3戦目優勝)、山本草太(2戦目優勝)を全員倒して優勝するしかないですが友野くんならできます!阪神ファンなので「アレ」しよう!!!

SPは11/11(土)3:00~、FSは11/12(日)13:55~テレ朝で見れます!見てください!

 

*1:世界選手権の場合、翌年の大会出場枠がその大会の出場選手の成績で決定する。最大枠の3を確保するには、3人中上位2名の合計順位が13以内であることが必須。

世界フィギュアスケート選手権2023 観戦記

お久しぶりです。たまごぼーろです。

大好きなふせったーくんを使おうと思ったんですがかなり長くなりそうなので久々にはてブくんを開きました。

 

3月25日世界フィギュア4日目、アイスダンスフリーダンス・男子フリースケーティングを現地観戦しましたので興奮冷めやらぬうちに感想を書き殴っておきたいと思います。(といいつつまた日にちが空いてしまいました...)

 

アイスショーは今シーズンかなり観に行きましたが試合の緊張感とTES速報が出ないことでいちいちドキドキしなくてはいけないので試合の生観戦はどうも苦手でギリギリまで行くつもりがなかったんですが、ペア・女子シングルの激闘の末の日本人優勝を見届けて気づいたらローチケ開いて戻り出てたチケットの購入ボタンを押してました。

(本当は男子ショート終わった時点でかなり現地観戦に傾いてたんだけど、推しの直前棄権の可能性がゼロではなかったのでちょっと躊躇してた。翌日の公式練習元気に出てきたのでその時点で「まぁ行くんやろうな」みたいな気持ちにはなってた。)

 

というわけで(相変わらず前置きが長い)アイスダンスの感想ちょこっとと、男子の感想を記憶の限り書きます。

 

アイスダンス

10.村元哉中/高橋大輔 日本

5分間練習から大歓声。ものすごいバナータオルの数。直前練習の最後の1分で2人が別々に周回するのがいつものルーティンなんだけど目の前を通る度にみんな声援を送るから声のウェーブになっててすごかった。

正直アイスダンスの細かいルールとかレベル要件とかGOEとか全然詳しくなくてほんとただのド素人なんですけど、要素途中から鳴り止まない拍手から2人を鼓舞するような空気がすごくて1つ1つ祈るような気持ちで見てた。

見事ノーミスで演じきった2人。会場総立ち、このオペラ座が見たかったと言わんばかりの大歓声。涙ぐむ大ちゃんの顔と気品溢れる哉中ちゃんにぐっときた。

 

なんだこの雰囲気レポ。全然演技が見たくならないクソ感想なのでリンク貼ります。見てください。

惜しくも目標の10位以内には僅かに及ばない11位。それでも自己ベスト更新で日本人最高タイ順位でフィニッシュ。なによりもかなだいチームの満足気な顔が見れて幸せでした。

 

アイスダンス FD 村元哉中選手・高橋大輔選手 組<ノーカット>【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

アイスダンス11位 村元哉中&高橋大輔「キス&クライの真実…」【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

 

あとはやっぱり最終Gの演技はさすがでした。スケーティングも技のアクロバティック性も何もかも別格。特に優勝したマディソン/エヴァン組(推し)はすごかった。組体操か?みたいなポージングから始まりとにかく技術が高い。多分あの時間だけ無重力だった。圧倒的な演技で「こりゃ優勝確定ですわ」と思ったら転倒があって頭真っ白になったけど終始落ち着いてたしさすがの風格でした。転倒が要素外だったこととオールレベル4(アイスダンスでレベル取り切ったのはマジですごい。宇宙人。)だったことで逃げ切り初優勝!おめでとう。今季FDの評価がなかなか上がらずハイパー/ポール組の1人勝ちか?みたいな風潮だったけど四大陸から一気にギア上げてきて世界選手権では圧巻でした。去年の宇宙人プロも好きだったけど、今季は本当に宇宙人になりましたね。

 

やばい本題に入る前に1400字も書いてる。今回長くなります(いつも)。

 

男子シングル

◆第1グループ

6.ボーヤン・ジン 中国

今回世界選手権のメダル保有者が2人しかいない中でそのうちの1人が第1Gから出てくる恐ろしさ。

昨季から身体のコンディションが合わず、今季拠点を変更したりもしてなかなか上手くいかない試合が続いているけど4Lzトライしてきたし(練習では降りてたらしい)、割と課題だったスケーティングも上達してるなと感じたし(さすがクリケットクラブ...!)早くTESで殴り合う世界に戻っておいで!クアドゴッドが待ってるぞ!

 

◆第2グループ

8.山本草太 日本

どうかフリーは満足のいく演技を…6練はまずまず、やっぱり4回転はタイミングが合わなかったけど後半立て直したし最後笑顔も見られて楽しめたと言っていたので良かった。

終盤の雄大なコレオで草太くんのこれまでのスケート人生が走馬灯のように駆け巡ってきて気付いたらぼろぼろ泣いてた。ここまで本当に長かったけどよくぞ帰って来てくれた。ありがとう。来季4F実装してまたこの舞台に帰ってこよう。

男子FS 山本草太選手<ノーカット>【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

男子FS後 山本草太「キス&クライの真実…」【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

 

12.マッテオ・リッツォ イタリア

え??さらっと4Lo決めましたね??あまりにもさらっと跳ぶので見間違えたかと思った。隣のおじさんも唸ってたよ。

後半やや乱れたけど全体的に上手くまとめていて素敵でした。さすがイタリアチャンピオン。

 

◆第3グループ

13.アダム・シャオ・イム・ファ フランス

練習はかなり状態が良さそうだったのにSPから崩れたジャンプが戻らず…彼の持ってる力はこんなもんじゃないのを知ってるからこそ残念ではあったけど神演技は来年にとっておきますか!躍進のシーズンお疲れさまでした。

 

14.デニス・ヴァシリエフス ラトビア

4S挑んできた!惜しい!なんかちょっと前までステファンみがめちゃめちゃ強いなという印象だったけど、ステファンのエッセンスを残しつつもデニスの色が濃くなってきた気がする。あと生で見ると逞しいな。これからも昌磨のことよろしくお願いします。

 

18.友野一希

最っっっっっっ高でした!パーフェクトを目指していただけに2本目の4Tの転倒が悔やまれるところだけどそれを忘れさせるほどのプログラムの充実感。

最後のコレオの手拍子が私が今まで聞いた手拍子の中で一番デカかった。生音で音割れするような響きを経験したのは初めてです。大歓声の中はためく赤い友野バナー、そんな景色に囲まれる友野くん。ここに来てよかった。こんな景色を見せてくれてありがとう。

目標としていた演技ではなかったけど自己ベストは大幅更新!世界選手権3度出場で3回とも自己ベスト更新てえぐくないですか?順位も5位→6位→6位と安定しているし枠取りの神とお呼びしたい。昌磨の怪我で一瞬男子枠取りに不穏な空気が流れたのを一掃してくれてありがとう。また友野くんが日本を救いました。

男子FS 友野一希選手<ノーカット>【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

男子6位 友野一希「キス&クライの真実…」【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

 

◆第4グループ

結論から申し上げますと総じて神演技連発の激ヤバ展開でした!正直友野くんの点数が出た時点で「この後の展開次第では表彰台の可能性ゼロではないな」と思っていたんですが、良い意味でそれを裏切られるパーフェクトな演技連発!マジでいいもん見させてもらいました。ありがとうございます。あと個人的にすごいと思ったのが最終G6人の年齢が28,25,31,21,18,25なんですよね。25超えればベテランと言われるようなフィギュア界でこれだけ20後半~30代の選手が活躍したのがアツすぎる。宇野昌磨の年齢が浮かない試合を久々に見た。

 

19.ジェイソン・ブラウン アメリ

クワドがないのでジャンプエレメンツとしては若干物足りなさが感じないと言えば嘘になるがそれを帳消しにするエレメンツ全体の質の高さとプログラムの完成度の高さ。PCSが95.84と全体トップなのも納得。日本が大好きなのに日本でなかなか良い演技ができないイメージがあったのでこのタイミング(28歳)でパーソナルベスト更新はすごすぎる。またいつでも日本に神演技しに来てくれてもいいのよ。

 

20.ケヴィン・エイモズ フランス

最高です!ノーミスオールクリーン!エレメンツだけでなくプレゼンテーションで満点つけてるジャッジもいたし本当に最高のグラデュエーターでした。シーズン序盤怪我でどうなることかと思ったけどここぞというときに完璧な演技をよくぞ!

あとやっぱりエイモズと言えばキスクラ、キスクラと言えばエイモズ。カメラが追い付かないスピードで発狂しなぜかキスクラの外に飛び出してコーチとハグ。期待を裏切らない。今回リンクインする側の席だったのでコーチ越しに演技が見れたんだけど、4本目あたりからジャンプが決まる度にシルビアコーチが「Oh my God!?!?!?!?」みたいな特大リアクションしてたのが見えてたので本当に幸せでした。

ノーミス演技が続き「最終グループやべぇぞ...」という空気が流れ始めてた。

 

21.キーガン・メッシング カナダ

ここはカナダか??ってほどの大歓声&揺れるカナダ国旗。

4T2本キタ!と思ってたらアクセル抜け…根性で3連に持って行った後にスピンが抜けてしまい…四大陸が神演技すぎたので最後のワールドも!と思ってたんだけど簡単にはいきませんね…演技後ちょっと悔しそうだったけど拍手喝采大歓声。みんなキーガンが大好きです。

キスクラ恒例息子&娘自慢!SPではスマホ忘れてしまったので今日はばっちりです!娘ちゃん大きくなってた。

ありがとうキーガン国別待ってるね!特大カナダ国旗フリフリしてね!

 

22.チャ・ジュンファン 韓国

ヤバすぎ。ファン8億人増えただろ。韓国人が日本で007滑ってるのにこの大歓声(キムヨナさん…)。

クワドは2本だけど3Lz3Lo入ってるので実質3クワドみたいなもんです。生でジュンファンのセカンドループ見れたの最高すぎる…3Fのエラーのみ若干減点だったけど会心の演技!ブチ上がった。

去年もすごく調子よかったのに世界選手権は靴のトラブルで棄権だったので本当におめでとう。キスクラでメダル確定してこんなにうれしそうにしてるジュンファンを初めて見たよ。

 

23.イリア・マリニン アメリ

クアドゴッドさん!4A降りた!4Fと4Lz着氷暴れてておよよ…?と思ったけどそれ以外は完璧でクワド6本締めた…さよなら人類…ただ着氷怪しいのいくつかあったから回転どうかなと思ったら案の定結構回転不足取られてて点数伸びず…それでもメダル確定!おめでとう!

あと個人的には今回インタビューとか会見でマリニンの人の良さをめちゃめちゃ感じた。若いし勝気な子で「俺しか勝たん卍」みたいな闘争心メラメラタイプかと思ったけど(ド偏見)本当にいい子なのよ…プレカンで昌磨がSPの前にマリニンが怪我を心配して声かけてくれた話もそうだし他の選手へのリスペクトと思いやりがすごい。ラファんとこの男は聖人しかおらんのか?

来季は表現面に力を入れてGOEやPCSにも注力したいと考えているようなのでミラノ五輪シーズンには多クワド+芸術点モリモリで全く手のつけられない神が爆誕しているかもしれない…

 

24.宇野昌磨 日本

正直ジュンファンが良すぎたので「これジュンファン優勝あるのでは…?」とびびっていた。なぜならば朝の公式練習で全くジャンプハマってなかったので。怪我防止のために回転ほどいているんだろうと言い聞かせることにした(実際はマジで跳びにいってたけど全然跳べなかったらしい。またステファンがナーバスになったかな…)んですけど6練はそこそこ跳べてたので私がナーバスにならずに済んだ。

冒頭4Lo綺麗に降りた時点で「あっ大丈夫かな」とは思った。4S乱れたのと後半コンボ全然つかなかったけどまぁそれはいつものことなので。

4T2本目「なんでもいいからコンボつけろ頼む」と思ったらふわっと1Tつけたのでそこで完全に安心できました。結果として結構回転不足取られててあの1Tなかったら優勝危なかったのでたかがシングルジャンプされどシングルジャンプという感じ。今大会の「花織の3T*1、昌磨の1T」は「三苫の1ミリ」のように後世に語り継がれることでしょう。

ジャンプ終わって最後のステップが圧巻だった。これだけの良い演技が揃った最終Gの中でも圧倒的なスケーティングと上半身の可動域だった。会場のリプレイで流れた時背中がぐわんぐわん動くところ(動画の4:11あたりから)が好きなんだけどそこの表情がまーじで好き。不敵な笑みというか、こんなしんどいプログラム手負いでこなしてなんで笑えんの?怖すぎ。やっぱこの人のスケート好きだわと思った瞬間だった。しかも後で確認したらステップ満点評価ですよ。現行採点になってから初の。そりゃあの気迫ですわ。今季スピンも含めてレベルの取りこぼしがわりと多めだった中最後にFSでオールレベル4揃えてきたのはさすが。

演技終わった瞬間もちろんスタオベしたんだけど気づいたら視界から消えてた。大の字になって「がんばったぁ」とつぶやいてたのでなんか本当に...一周回ってよく頑張ったねぇ...という超チープな感想しか出てこなかった。デミさん(トレーナー)も泣いてて何度も涙を拭っていたのでこの2週間きつかったんだろうなぁというのがよくわかった。2連覇おめでとう。君の鬼コーチが3連覇をご所望なのでこれからも我々を楽しませてください。

日本男子初の連覇 !男子FS 宇野昌磨選手<ノーカット>【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

男子優勝 宇野昌磨「キス&クライの真実…」【世界フィギュアスケート選手権2023】 - YouTube

 

以上!ダラダラと書きましたがなんだか修論執筆以来文章を書いてなかったのでなんか文章校正能力が更に酷くなっている気がする。ちなみに語彙力は今日もゼロ。

総括して本当に最高の大会でした!男子に限らず女子もダンスもペアも。自国開催で3カテ日本人制覇は出来すぎでは???フィギュア楽しいな!!!!(バカデカボイス)

*1:関係ないけどこの話だけしていい??4年前のリベンジを誓って挑んだフリーで意識しすぎたのか4年前と全く同じジャンプパンクした後に根性で3Tつけたのヤバすぎ。1F3Tとかいうイカレコンビネーション爆誕。観客が落胆する間もなく鮮やかに決めるもんだから情緒わけわからんことになった。かおちゃんは悔しすぎて号泣してたけどあそこで3Tつけられたのは間違いなくこの4年間の成長だよ…2連覇おめでとう。

大好きだった翔くんと大好きな翔くんへ

こんにちは、こんばんは。

もしかしたらこれが最後のはてブになるんじゃないかなと思って今書いています。

色々書きたいことがあったり自分の気持ちがコロコロ変わったりしたのでなかなかまとめきれませんでしたがオトノハを経てある意味落としどころを見つけたような気がするので今日までの想いを記録的に記しておこうかと思います。

 

どうせこの文章読んでる人は4人くらいしかいないと思うので早速本題です。
大前提として私は結婚そのものに反対ではなかった。

というよりかねてから櫻井くんの並々ならぬ結婚願望を把握していたので覚悟を決めざるを得なかったし、活動休止中にするだろうということもほぼ確信していた。

なんなら活休入ったしもうしてもいいんじゃない?などとほざいていた。まぁ相手もいましたしね。

 

しかもオリパラ終了というタイミング。年明けからグループの枠を引き継いだ冠番組が始まりNewsweek寄稿に主演ドラマ、MUSIC DAYとコンスタントに忙しかった2021年。

ここしかないだろというぐらい完璧なタイミングだった。

 

しかし私はあろうことか「次行くのは相葉くんかな」という根拠のない予想をしていたので相葉くんの秋ドラマが決まった時点で年内のメンバー結婚はないなと油断していた。完全に不意を突かれた状態だった。W発表ってなんですか?渾身のギャグかと思った。一ミリも面白くないけど。


加えて私の中で‪「既婚者=アイドル」‬の方程式は成立しない。

特定の誰か1人を1番にした時点でその人は夢を売る人ではなくなってしまうと思っている。

もし今後ステージに立つことがあってもアーティストであってパフォーマーであってエンターテイナーではあるかもしれない。でも決してそれはアイドルではない。


つまり‪「いずれアイドルではなくなってしまう櫻井くんをこれからも応援し続ける準備をするかそれまでに応援することをやめる準備をするか」‬の2択しかなかったはずなのに結局どちらもできなかった。いや、できてるつもりではいたんだけど全然ダメだった。

なぜだろうか?それがわかってたら今こんな気持ちになってませんね。

 

 

発表からおよそ1週間後のzero。

「全ての皆さまがその全てを受け入れて下さっているわけではないということも理解している"つもり"です。」‬


理解していると断言しなかったことも含め、最大限こちらを慮ってくれた言葉だと思う。


正直私がこの1週間どんな思いで過ごしたのか櫻井くんにわかるはずがない。わかってほしくもない。

でも逆に櫻井くんがこの1週間、もっと言えば発表の日までどんな思いで過ごしたのか私にわかるはずがない。わかりたくもない。

だからすごく壁を感じる言葉でもあった。

私と櫻井くんの生きている世界が今までもこれからも一切交わることがないことを痛感するしかなかったから。

大好きだった櫻井くんが確かにそこにいたが少し遠く感じてしまった瞬間だった。

 

極め付きはオトノハだった。

FCでは嵐ファンに、zeroとSHOWチャンネルでは一般視聴者に向けて報告し、番組では祝福される姿も見せられる。

それでもオトノハでは何も言わなかった。

櫻井翔を応援してくれているあなた」に向けて書き続けてきたこの場所で何も書かなかった。

悔しかった。この場所を何よりも大切だと思っているのが自分だけだとわかってしまった。

 

もちろんオトノハで触れなかったことで心が救われた人もいるだろう。

「自分からはこのことについて何も発信しない」という意思表示だと捉える人もいるだろう。その理論はわかる。

 

でもこれ程の祝福ムード、二宮くんの時は一切なかった番組での祝福。

それを見てもなお「金輪際このことには触れず家庭の話も封印してくれる」と思えるほど、今の櫻井くんにアイドルとしての信頼がない。

むしろ今後MCやキャスターを中心に活躍の場を広げていくとしたら、今までのファン層より一般の好感度を優先した方が合理的ではあるとすら思う。

そう思うくらい私はオトノハでの櫻井くんの言葉に期待し、絶望した。

 

これまでの10数年、特に休止までの2年間、逃げ出したくて折れそうな心を何度も何度も支えてくれたあの場所が、そこで紡がれる言葉が大好きだった。

zeroのコメントみたいに正しくなくていい、寄り添う姿勢を見せなくてもいい。

ただこちらに向けた言葉が一言でもいいからほしかった。

誰にも邪魔されない櫻井くんの言葉がほしかった。

また大好きな櫻井くんを1つ失った。そんな気分だった。

 

今の私は櫻井くんを嫌いにならない理由を必死に探している。

都合の良い解釈で納得できる道を必死に探している。

これはもう愛ではなく執着なんだろう。

ここで全てを終わらせてしまったら今までの思い出が全部意味のないものだったことを認めてしまうような気がして。

だから気が済むまであなたに執着することにした。

 

 

近年なんだか小恥ずかしくて呼ぶことができなかった呼び名を、あなたを好きになった時からずっと使い続けてきた呼び名を、今日は敢えて使いたいと思う。


大好きだった翔くん。

アイドルだった翔くん。

今まで本当にありがとう。

好きになったあの日からこの時までずっとあなたが私の希望でした。

沢山の愛を、思い出を、夢をありがとう。

私にとってあなたが最初で最後の、1番のアイドルでした。

 


きっとこれからも大好きな翔くん。

同じ夢はもう見られないのかもしれないけど、あなたが進み続ける限り私はその姿を見届けたいと思います。

それがどの場所からかはわからないけど、できるだけ近くで見続けていたいです。

貪欲で向上心しかないその姿勢だけは、どうか変わらずにいてほしいなと思います。

あなたに幸せにしてもらわなくても幸せになれるように私も頑張ります。

 

そしていつかまた5人で…という日が来るとしたら、

ステージに立つ翔くんを見て「この人を好きで良かったな」と思えたらいいな。

 

 

2021.10.18 たまごぼーろ

 

櫻井担の端くれがポプステ視聴した話

ひょんなことから‪「Sexy Zone POP × STEP!? TOUR 2020」‬を見ることになりまして、せっかく見たので色々書き留めておこうかと思いました。たまごボーロです。

 

実は嵐以外のジャニーズグループの円盤を頭からケツまで見るのは(おそらく)初めてなんですよね。

こういうのってどういう体裁で書くべき!?とりあえず印象に残った箇所をピックアップします。

 

◾️オープニング

良い、まだ誰も出てきてないけど良い。コンセプトが‪「日本」‬な時点でオタク大勝利なのに‪「世界から見た日本」‬のアジアンテイストが追加される感じ…SAMURAI!NINJA!FUJI!って概念が西洋史専攻の私にぶっ刺さりました。

 

あと個人的に周りのネオン看板が普通なら絶対ラブホなのにちゃんと‪「カプセルホテル」‬になってるのがセクゾだなと思いました。さすが青少年の鑑。

 

で、リード曲が極東DANCEは勝ちじゃん?一曲目にリード曲やるコンサート、わたし大好き。

後で調べたんですけどこの曲多田さん*1作詞作曲なんですか!?好きじゃん!そんなの!自明に好き!

 

◾️ソロ曲

聡ちゃん要素を入れた導入映像…オタクが好きなやつだ。

マリウスの5体のお人形さんがデビュー当時の5人の写真に変わって最後に顔面国宝佐藤勝利さんを召喚するのも良かったんですけどやっぱり菊池風磨櫻井翔すぎて(語彙力)

そもそも菊池パパが嵐ラップ担当櫻井翔の基礎を作っているので、それが巡り巡って風磨に返ってくるのは宇宙の真理みたいなところあるじゃないですか?(ないです)

しゅがそる*2見たいな甘さとTouch Me Now*3みたいな女遊び激しいドクズさがもろ櫻井翔でおい!!おまえ!!櫻井翔かよ!!!

顔面は勝利がドストライクなのにマインドは風磨がドストライクなの、これが10年経っても私がセクゾ担になれない最大の要因だと思います。担当が選べない。

つまるところ佐藤勝利菊池風磨ハイブリッド版櫻井翔です(全方向に怒られてください)。

 

◾️MC

5人のMCって多分初めて聞いたんですけど想像以上に幼稚園でした。風磨の回し方が櫻井くんのそれですし(n回目)(話逸れましたけど〜っていう切り返し100万回聞いた)ボケとツッコミのバランスが絶妙でしゅうしぽやぽやしてて愛でした。聡マリ赤ちゃんなん?

 

◾️5人のRUN

泣かないわけがない。全ジャニオタの必修科目にしたい。何回でも言いますが「君がいなきゃ何も始まらない」で聡ちゃん抜くのずるいんだよ。許せない!(cv.菊池風磨)

最後に5人で歌う曲に最新曲のNOT FOUNDじゃなくて発売当初4人だったRUNを選ぶのまで完璧すぎる。5人で走り出したね...よかったね...

 

◾️総評

アルバム未履修なのでノリ1本で視聴しましたが大変楽しかったです!

Lady ダイヤモンドは全オタク踊れますし(中学の体育祭で踊った)ぎゅっとで聡ちゃん出てくるの天才ですしカラクリだらけのテンダネスはいつ聞いても最高ですし、伊達に10年遠巻きから見守ってきてないなという気持ちになりました(びあいの亡霊並感)。

全員10代でデビューしてアイドルとして1番脂の乗った10周年を20代で迎えられるのは絶対に財産なのでビックになってくれ!

 

 

最後に、

パセラ入室3分でポプステ買いに行ってくれたわかめさんありがとうございます!

おかげでいいもん見れました!

 

5年後くらいに‪「お前こんなこと言ってたけど今セクゾにズブズブじゃ〜ん」‬ってなってたら笑ってください(5年後もオタクしてるつもり?)

 

おしまい。

*1:多田慎也さん。Still...、いつまでも、マイガール、声、君のうたetc...数々の名曲を提供してくれた私の命の恩人。

*2:sugar and salt。嵐12作目のアルバム「LOVE」に収録。

*3:「How's it going?SUMMER CONCERT 2003」に収録。ベットシーンから始まります

わたしとあらし

どうも。

こんな拙いなんの足しにもならない文章を読んでくれているそこのあなた、ありがとうございます。たまごぼーろです。

 

以前からはてブ書いてみたいと思いつつも絶対にはてブ書くようなオタクにならないぞという矛盾と謎のプライドを抱えて生きること少々、今日しかねぇ!と思って今書いています。多分これ、とてつもなく長いです。

 

 

 

2020年12月31日。

ついにこの日がやって来てしまいました。

 

私はいわゆる‪「永遠の新規」‬である花男落ち嵐オタクです。嵐を好きになった明確な瞬間は覚えていないのだけれど、2007年1月花より男子2を見た時の沼に落ちていく衝撃だけは鮮明に覚えています。(まぁ花沢類派なんだけどね、道明寺ごめん)

MステLove so sweet→花男の流れ、最高でした。(局違うけどね)

この時点でまだまだ茶の間。

 

 

まぁそこから全女子が櫻井翔の顔面にハマる時代が来るわけで。(盛った)

2009年なんて嵐大ブームで‪「好きな食べ物何?」‬ぐらいのテンションで‪「嵐の中で誰が好き?」‬って会話がクラスでなされてましたよね。

FCは翌年のホワイトデーに父が入会させてくれました。この頃の思い出は伝説のananを親にバレずにどうやって買うか吹部の先輩と友達と必死に考えてたくらいですかね(薄)小学生にとってあれはエロ本です。

 

こうして晴れてジャニオタとなったわけですが初現場は2011年6月。ワクワク学校でした。相葉雅紀のスタイルの良さにビビり散らかした記憶しかありません。(誰担?)

 

初めてのLIVEはアラフェス2012。

初めてのLIVEが国立なんて贅沢な奴ですね。

 

それに昔からぶっ飛んだオタクだったので初遠征はなんと中2。これもワクワク学校で大阪でした。なぜわざわざワクワクで遠征したのか。今でもしないのに。

 

そんなぶっ飛びオタクはずっとこの熱量でオタクして来た…わけでもなく高校時代はだいぶ疎かだったと思います。ふぁっく 成田

 

レギュラーはほぼ追えず辛うじてアルバムシングルなどは買い続ける。今思うとよくFC抜けなかったなぁってくらいゆるゆるでした。というか時間がなかった。

 

その中でもシルバーウィーク中に部活ぶん投げて行った宮城は最高でしたね。なんだかんだ、1番好きなライブかもしれない。まぁこれどの公演でも言ってるけど。高校生活では唯一の遠征だったし、初めて高校の友達とライブ行ったってのも楽しかったんだろうなぁ。(なぜかこの日同じ高校の同級生が同行含めて4人も入ってた。宮城は近所かよ)

 

 

かなり緩いオタクだった私が再び今の熱量に戻った原因は受験です。正確に言うと推薦で大学に受かって暇だったからです。

高校3年間を埋めるかの如く怒涛の勢いで今まで見れなかったもの逃してたものを摂取し続けたらこちらの世界に戻ってくるまでそう時間はかかりませんでしたね。周りの友達が受験で忙しく遊び相手がいなくてただただ暇な日々がなかったらそのまま担降りしてたかもしれません。ありがとう筑波大学。(ここでお馴染みのヒルナンデスの画像)

 

大学に入ってからのオタクっぷりはご存じの通りかと。実家暮らしバ畜オタクしか勝たん。財力と時間を得たオタクは強かった。前述のananエロ本騒動(ネーミング)の友人を再び沼に引きずり込んだのもこの時期。彼女は立派なDDになりました。

 

そんな中発表されたのが活動休止。

2019年1月27日。忘れもしないドレリハ後の3学のバス停でその知らせを受けたこと。

そこから2年。もう2年。

2年という期間が短いのか長いのか段々わからなくなった。「意外とあるじゃん」と思うこともあった。でも2年終えてよくわかった。

 

別れの時の準備期間なんて何年あっても足りねぇ!!!!!

 

 この一言に尽きると思います。嵐が2年という準備期間を設定してくれたことすごく感謝している。ある日突然「活動休止します!」とか言われたら訳も分からず身投げしてたかもしれない。この期間で少しずつ色んなことを受け入れていったつもりだったし考え方も多分変わった。でも「あ、嵐いなくても意外といけるかも」と思ったことは一度もなかった。

あまりにも私の人生の中で嵐が占めるウエイトが大きくなりすぎていた。

 

残念なことに(?)私には掛け持ち先がない。探してみたこともあったけど結局何を見ても誰を見ても嵐と重ねてしまってだめだった。

各所のオタクから‪「お前は一途で本当に偉い」‬と度々言われていました。偉いかどうかは度外視しますが、愛=金である私が他のジャニーズに目移りしなかったのはとても賢明な判断だと思います。嵐に使った総額、数百万。(推定)

 

多分この先もなんとなぁく嵐の幻影を追いながら、個人活動に邁進する自担の全自動ATMであり続けるんだと思います。その道中で、来るべき時が来ればいいけど。

 

 

ここまでただ嵐と私の歩みを振り返っただけで、この文章に何の意味があるのかわかりません。多分意味なんてないんだと思います。ギリギリ人様に読んでもらえるレベルにアウトプットすることでなんとか理性を保とうとしています。でも最近涙すら出てこない。

活休発表の時は毎晩泣いて泣いて、意識飛ばすまで泣き続けて朝を迎えるような生活してて、「これいざその時が来たら私どうなるの?」と思ってたけど逆に泣けない。2年前の方がよっぽど実感あったんでしょうね。

 

というのも、去りゆくものよりも今できる最大限をこれでもかってぐらい届けてくれる嵐が眩しくて悲しくも寂しくもなれない。今わたし、すごく幸せなんです。この2年間、どう考えても楽しかったことの方が多いんですよね。コロナでできなかったたくさんのこと、やらせてあげたかったなぁ。見たかったなぁ。

 

このまま2021年を迎えるのか否か、わかりません。どこでスイッチ入るのか。まぁぶっちゃけ櫻井翔がどう出るかみたいなところはあると思います。知らんけど。

 

何もまとまってませんがそろそろ期末レポート並みの文字数になってきたので締めたいと思います。

 

嵐を知って13年。ファンになって11年。

 比喩でもなんでもなく嵐が私の人生の全てでした。

「これは別れではない...」と信じて。

This is 嵐 LIVE 2020.12.31

目に、胸に焼き付けたいと思います。

 

嵐のオタクになれて、本当に良かった!!!!!

 

本当にありがとう。また会おうね。

 

おしまい